葬儀

自宅でお葬式ってできるの?自宅葬について費用・流れを事例を含めて解説

株式会社エンディングライフでご相談を担当しております桑原と申します。
本日は、自宅葬儀について、解説していきたいと思います。
最近のご相談でも、「自宅葬で本当に良かった」と聞いたので問い合わせた、など、自宅葬の認知ってちょっとづつ増えています。
私個人としても、温かで良いお式だと感じることが多い自宅葬について解説していきたいと思います。
自宅葬のご相談・ご依頼はこちらからお願いいたします。

目次

自宅葬とは?古くて新しい自宅葬儀の歴史と現在

自宅葬とは?

自宅葬とは、ご自宅でご葬儀を上げる形式です。
今現在のGoogle検索で上位に出る自宅葬に関する他社様の記事を一通り調べたのですが、「自宅で一般葬」について書かれているものと、「自宅で家族葬」について書かれているものが混在している状態です。ここでは分けて説明します。

自宅葬(一般葬)とは?

ご自宅を葬儀会場にして、地域の方や会社関連の方など、その方とご縁のあった方を広く呼び、葬儀に参列いただく形式です。
2000年以前に一般的とされた自宅葬の形式になります。
ご自宅近くに、多くの駐車場の確保や、テントを張っての受付場所の設置、通常の電気のアンペア数だと落ちる可能性があるので、アンペアをあげる、または発電機を用意する、通夜振る舞いや精進落としのための席を用意する場合は、葬儀社に依頼し、配ぜん人の手配や、飲食の準備を行ったりもします。
一都三県でご葬儀をお手伝いしてきたこれまでの私自身の感覚では、数年に1件担当するかといった葬儀形式です。
ただ地方だと、もう少し多いかもしれません。90年代に亡くなった私の祖父の葬儀では、まさにこの自宅葬でした。

自宅で家族葬とは?

直近5年ほどで少しづつ認知が広がってきた形式で、ご自宅を葬儀会場にはするのですが、家族と本当に仲のいい友人など、ごく少数を招いて行う家族葬形式の自宅葬です。
多くの方にとって、自宅は特別な場所です。思い出が溢れる場所で思い出を語りながら、ゆっくりと過ごすことができるご葬儀形式です。
個人的には、強く推していきたい形式です。

自宅葬儀の歴史

明治・大正・昭和初期

もともと明治・大正・昭和初期は、ご自宅かお寺の本堂でご葬儀を行うのが一般的でした。
その当時葬儀社は、葬儀施行を行うサービス会社ではなく、ご自宅で葬儀に必要な祭壇や仏具等を貸し出す会社でした。
葬儀施行自体は、地域の組や町会があり、地域が一体となって葬儀の手配、お寺との話し合い、食事や酒の用意などを行い、メインイベントが「野辺送り」と呼ばれる棺を担ぎ、火葬する場合は火葬場まで、土葬の場合はお墓まで運ぶというのが、当時の葬儀というものでした。
お棺をご家族だけで担いだりできませんよね?。なので地域が一体となって葬儀を執り行うのが当たり前だったのです。
今でも、ごく一部の地方ではその「組」が残っています。

1980年代

1980年代でも、約50%は自宅葬でした。
葬儀サービスを行うのは、葬儀社に徐々に移っていきましたが、組や町会自体は残っており、悲しむ間もなく女衆が駆り出されて大変というイメージは、このあたりにありそうです。

2000年代

2000年代に入ると、全国的に葬儀ホールが建設され、葬儀は葬儀社が行うものというのが定着しました。
ここから高齢化が進み、家族以外の参列者が居ない「結果的に家族だけの葬儀」というものが増えてきました。
家族葬という言葉を最初に使ったのは、諸説ある状態ですが、大々的に家族葬の認知を広めたのは、間違いなく家族葬のファミーユ(旧エポックジャパン)です。ファミーユだけでなく、複数の葬儀社による家族葬専用会館が各地に立つことで家族葬についての一般認知が広がり、家族葬を行う方たちが増え、さらに家族葬を選ぶ方が増えるという形になりました。
地縁が絶え、社縁が絶えた結果、血縁だけが残り、家族だけで葬儀が行えるよう葬儀社がサービスを確立していったというのが歴史になります。
皆さんの体感と違うように感じるかもしれませんが、変化の遅い葬儀というサービスは、都市部と地方では20年くらいの文化伝播までの差があります。

2020年代

2020年の調査データでは、葬儀場にご自宅を選ぶ人の割合は3.5%でした。ここ数年は徐々に増えていってます。
新型コロナウィルス対策の影響で、一気に認知の広まった家族葬(二日)から一日葬の一般化がこれから起こるでしょう。
それと同時に、自宅で家族葬という新しい形態の自宅葬が少しづつ増えていっています。

まとめ

1.1980年以前は、自宅葬で一般葬が当たり前だった。
2.最近、徐々に家族葬形式の自宅葬が増えてきている。
3.自宅で一般葬は大変だけど、自宅で家族葬は良いものですよ。

自宅葬のメリット

1)費用が確実に下がる

葬儀費用の中で、一定の割合となる葬儀の「会場費用」と「安置費用」が掛からなくなります。
東京ですと、23区内で一番使われる桐ケ谷斎場や町屋斎場などの「雲の間」というクラスの会場で、248,050円。
地方でも、葬儀社の葬儀場で15万円~20万円前後の会場費を取っているケースが多いです。
会員だと会場費無料や半額という会社もありますが、その分の費用は祭壇やその他の費用に着け変わっているだけです。
建築費等を回収できなければ、葬儀社は企業としてやっていけませんので、当然、どこかに会場費分が付いています。
その他に、安置費用として、1日当たり1万円前後かかります。自宅葬ですと、その費用がかかりません。
また飲食も、多くの場合、葬儀社側で準備するのではなく、ご家族の方で出前を取ったり、
ご対象の方がお好きだったメニューをご家族で一緒に作ることが多いので、葬儀社に依頼するより、ぐっと安くなりますし、
何より、思い出話がはずみます。

2)お通夜や儀式などを気にせず、家族だけで大切な方と最後の時まで一緒にいられる

一都三県の葬儀場は、ご安置中(通夜前)に対面出来たり、いわゆる仮通夜(本通夜までの間に、線香を絶やさないために寝泊まりする習慣)ができる安置施設がほぼないです。仮通夜を行いたい場合、自宅安置という通夜・葬儀までの間をご自宅でお過ごしいただく形式が望ましいと思っております。
もちろん、一旦、家を片付けてから、自宅安置を行いたいときも、一言ご相談頂ければ、一晩安置施設にお泊り頂いてからご自宅にお連れすることも可能です。
身内だけで、あわただしくなく、自然な形でお過ごしいただけるのも、自宅葬の大きなメリットになります。
また、施設安置の場合、会いに行くだけで、予約し外に出かけ、移動し、1時間の対面を行い、帰ってくるということを繰り返すことになります。
思いが深い人ほど、毎日1時間の面会が、その人との今生の別れのようなストレスを味わう方もいらっしゃいます。そこを加味すると自宅安置でお別れの時間を長く過ごされることは、良い意味でのグリーフケアにつながると考えています。
お坊さんを呼ばない場合は、通夜や葬儀も格式ばったものではなく、自由な形式で行えます。
どこまで自由にできるのか、告別式については本当に何もルールやしきたりはありません。

儀式・儀礼は年々省略される傾向にありますが、実は、葬儀において「決まっていること」は宗教儀礼だけです。 私ども葬儀社の人間は、葬儀のことを言うときに「葬儀・告別式」と必ず、二つの式を併せて言います。 葬儀とは、宗教儀式のことです。宗旨宗派にあわせたご本尊をお飾りし、仏具を準備し、ご住職に読経いただくための、準備をします。 この部分だけは、各宗旨宗派毎に、決まりがあります。葬儀の機能の一つである、宗教による魂の救済という側面です。 それに、対して「告別式」というのは、1901年に中江兆民が初めて行った葬儀の形式です。神や霊魂の存在を否定していた中江兆民は、宗教的要素を全て廃した無宗教葬に強いこだわりがあり、その形式が「告別式」という形式になりました。現代においては、告別式は、家族や社会との別れを表現する式になっています。 この告別式には、しきたりはありません。過去にやっていたので、しきたりだと思い込む方もいますが、儀式儀礼の教科書的には何をやっても、良いものです。 ただ昔、告別式でお坊さんがいるのに、アヴェマリア(讃美歌)を流した時には、チクリと怒られました。導師が退場した後に流すべきだったかなと、思っております。

3)ご自宅という場所柄、思い出話などが出やすく、雰囲気が良い。

ご自宅という思い出の場所ですから、縁側が好きだったよね?とか、食卓を囲むときは、ここが定位置だったよね。とか、家族だけのお話が多く出てきているのを拝見しています。ご対象の方が好きだったものを一緒に作ったり、食べたりする方もいますし、お孫さんのピアノが好きだった方には、ピアノ演奏をプレゼントしたり、家族ならではの過ごし方をされている方が多い印象です。

メリットまとめ

1.自宅で家族葬にすると、普通に家族葬にするより、20万円程度は費用は安くなる。
2.バタバタせずに、静かに対象の方と過ごせる
3.ご自宅で過ごすことで、思い出話に花が咲きやすい

自宅葬のデメリット

1)自宅が丸見え

ご自宅の中を見られてしまうことが大きなデメリットでしょう。どうしても、葬儀社の人間も入れたくない場合は、自宅葬は向きません。
ただ、自宅で家族葬の場合は、葬儀社の人間以外は、そもそも家に入れてもいい人しか呼ばないので、デメリットは少ないと言えるかもしれません。

2)近隣への配慮が必要なケースがある

これも、地域によるのですが、神経質な方がいて、「ご遺体を家に入れるなんてとんでもない」と言われたことがあります。
葬儀社と分からない服装や車でも、心配な方がいらっしゃるケースはたまにあり、クレームを言われた方が過去のお客様でいました。
その方は、笑い飛ばしてましたが、近隣からクレームが入る可能性は、ゼロではないと思います。

3)マンションの場合、管理規約や設備によってできない場合がある

マンションの管理規約に、葬儀は出来ないと明記してある場合はできません。
また、一般的にはマンションのエレベーターは、トランク付エレベーターというストレッチャーやお棺を入れるトランクというものが付いています。

トランク付エレベーター

管理人さんに言うと開けてもらえて、一般的には救急救命でストレッチャーに寝たまま患者さんを運ぶものなのですが、これでお棺も運びます。
古いマンションの場合、トランクがないケースがあります。
私どもの場合は、ご対象の方を抱き抱えて、階段でお連れするケースもありましたが、そうしてお連れするのが嫌な場合は、自宅葬はあきらめた方が良いかもしれません。

デメリットまとめ

1.自宅に複数の来客が訪れることになるので自宅に入れたくない場合は難しい
2.近隣に配慮が必要なケースがある
3.マンションの場合、管理規約やエレベータ設備によっては難しい場合がある。

自宅葬をやりたがらない葬儀社は一定数います。
特に、自社ホールを複数持つ葬儀社は自宅葬をやりたがりません。なぜ、やりたくないかというと自社ホールで効率の良いオペレーションに慣れており、効率面で嫌がる葬儀社。もしくは自宅葬の経験が薄く勝手がわかっていない葬儀社が一定数います。ホームページを見てプランページに、自宅葬がない葬儀社はそもそもできないと思っていいと思います。その点をご注意ください。

相談できるお葬式での自宅葬の事例

自宅葬事例①100歳のお誕生日を自宅葬で

この方は、長らく介護施設に入っておられました。100歳の金杯や総理大臣からの賞状などが送られて、100歳のお誕生日のお祝いを企画していても、コロナにより、ご家族と面会ができない期間が長く続いておられるお客様でした。
直近で脳梗塞を併発し、延命治療は行わないという決断から、施設、病院で看取りを決められて、その直前に弊社にご相談があり、対面にて事前相談を済ませたお客様です。
どのようなご葬儀をご希望かというお話を伺っている中で、100歳のお祝いができておられないということを聞き、弊社のスタッフが100歳の誕生日のようなご葬儀をしませんか?。
と提案したところ、お気に召していただきました。
ご自宅での自宅葬を100歳の誕生日祝いのように艶やかにお飾りをし、ご家族皆様であまりしめやかにならず、宗教者も呼ばず、誕生日パーティーのような形式で、ご葬儀を行いました。

自宅葬事例②思い出の我が家に帰りたい


こちらは若くして入院生活を余儀なくされている方の旦那様より、事前相談のご依頼からご対応させていただいたご葬儀となります。かねてより旦那様・お子様達・奥様のご両親と一緒に過ごされていた思い出の我が家での自宅葬をご希望だったとのことで、家族団らんの場所だったリビングと和室をひとつなぎにして、お別れの時までリラックスして過ごせる空間をお作りする形でご提案させていただきました。
お花で囲んではあげたいが、一般的なお棺の様にお顔が見えなくなってしまうと可哀想とのお声も聞いていたので、あくまでご自宅で一緒に過ごしているという感覚を持って頂くために、お棺は半分だけお蓋が取り外せて、いつでもお顔が見えるタイプのものをご提案し、大変喜んでいただけたことを覚えています。祭壇のお花は弊社専属のフラワーデザイナーと一緒に、ご家族にはその時の季節のお花から桜などを選んでもらい、故人の為にご家族皆様が一丸となって感謝の気持ちを伝えようとされていた姿が今でも思い出されます。その甲斐あってか、当日来られた菩提寺様にも「自宅でこんなに綺麗に送って頂けて故人様も幸せですね」とおっしゃっていただけました。

自宅葬事例③手狭だけど大丈夫かしら

祭壇設営前のお部屋のご様子
祭壇設営後のお部屋


このお客様は元々自宅でご葬儀をされたいと思っていて、事前に色々な葬儀社にご相談を持ち掛けたとのことでしたが「安置場所となる2階への階段が危ないので無理」「そもそも部屋が狭いので何も飾れない」などと言われ会館を勧められてしまったので、「最後に1社だけ相談してみてダメだったら諦めよう」と思い、お電話されたのが弊社でした。
上記の経緯もお聞きし、ご自宅へお伺いさせて頂きましたが、多少の荷物の片付けや家具のご移動は手伝わせて頂いたものの、ご家族だけでお見送りされる分には全くもって問題のないご自宅でしたので、いつも通りお手伝い出来ますよとお伝えしたところ、まだ何も始まってないにも関わらず泣いてお喜びされていたのが印象的でした。
お部屋のお飾りにつきましては故人様が野鳥の観察が趣味で、鳥彫刻もご自身でされていたとのことで、そのコレクションも一緒に飾らせていただきたいとご提案し、木々をイメージした祭壇の中に故人様もご安置し、生前のイメージを全面にお出しした形となりました。
飾りつけがお気に召してもらえたのは勿論ですが、なにより無理だと思っておられた自宅葬が行えたことを大変喜んでいらっしゃいました。
このように、自宅葬をお考えでもお部屋の間取りや、他社様に断られてしまい諦めてしまっている方も、是非一度ご相談いただけましたら幸いです。

Q.広くないと自宅葬は出来ない?

A.そんなことはありません。実際、6畳一間での自宅葬も弊社では行っております。

その方は、どちらかというと費用を抑えたいご意向が強い方でしたが、ご自宅に安置し、少々の花で遺影回りをお飾りし、ご家族2名のみで出棺~火葬を行いました。
広くないとできないことは、ありません。プランを押し売るのではなく、その方のご要望、ご意向に合わせてご提案をするのが、株式会社エンディングライフ「相談できるお葬式」のスタイルになります。

自宅葬のご相談は、こちらから

自宅葬の費用・相場観

自宅葬と一言で言っても、ご要望や内容により、金額は非常に、幅広く異なります。
弊社では、28万円から、ご提案させていただいています。
ご自宅である程度の花祭壇をお飾りするご葬儀をご希望の場合は、50万円~80万円程度がボリュームゾーンになっています。
ただ、中には、お花で家中を飾りたいという方や、お庭でご葬儀を行いたい、入院生活が長く風呂好きなのに、お風呂に入れなかった方で、最後に湯かん(湯舟を持ち込みお体を綺麗にするサービス)もフルで入れたいなどのご要望があった場合、100万円を超えるケースもあります。
弊社の場合は、Aプラン、Bプラン、Cプランなどのプランをご提案するタイプの葬儀社ではなく、ご要望やご提案によって、内容を細かく提案するタイプの葬儀社になります。不必要なものにお金をかけるのではなく、ご対象の方とご家族が価値を感じるものに、お金をかけた方がいいと考えている葬儀社です。いつもメイクに気合を入れて、眉毛の一ミリ、口紅の発色にもこだわりを持っていた方には、プロの納棺師によるエンゼルメイクをご提案していますし、登山が好きだった方には、自然の山にいるような祭壇をご提案しています。また株式会社エンディングライフの「相談できるお葬式」では、常に、複数社に対面し、葬儀社を決定した方がお客様の為になると考えている変わった葬儀社になります。囲い込みや押し売りは一切行いませんし、例えば多くの葬儀社で行いがちな事前相談・対面相談のその場での決定の強要もしません。葬儀社選びのコツからご相談頂けると、失敗のないご葬儀の一助となると思います。

自宅葬のご相談はこちらから

自宅葬を考えられている場合の、葬儀社側で行うことと、喪主様が行う準備・流れ

喪主様の準備ー事前相談

自宅葬をご検討の場合、まず、事前のご相談をお願いいたします。
①大切な方をお連れする場合のご自宅での動線やお棺が入るか、お棺に入れずにお連れする方がいいのか
②祭壇をどの位置にお飾りし、家族やご友人の方にご焼香いただくのはどのポジションがいいのか
③また、家具などを動かした方が綺麗にまとまる場合の人員の手配が必要なのか
④ご自宅からご出棺の場合の動線は確保できるのか

など、実際にご自宅に伺い、動線確認をさせていただくのが、自宅葬の可否を考えるうえで、一番早く判断できる材料になります。
そのうえで、弊社の場合は、ご葬儀の内容や費用をご提案させていただき、ご納得いただければ弊社と契約の締結をお願いしております。

喪主様の準備ー事前相談なくご逝去の場合

こちらも、同じく、ご逝去後すぐにご連絡を頂き、なるべく早くご自宅での動線確認をさせていただくのが喪主様にとってご負担が少ないかと思います。

喪主様の準備ー安置

ご対象の方がご自宅へお帰りになり、ご安置中に喪主様で何かする必要があることはありません。
ただ多くの方たちがこの間に、だれに逝去を知らせるのか、だれに葬儀参列の案内をするのか、香典やご供花についてどうするのか、辞退するのか、受け取るのかなどを考えながら、随時ご案内をされていることが多いです。突然来られる方もいらっしゃったりするので、その方たちのご対応もしているケースが多いです。

喪主様の準備ー納棺の儀

納棺の儀を行う場合は弊社のスタッフ主導で、納棺師とともに納棺の儀を行わせていただきます。
喪主様のご準備としては、納棺の儀に参加される方の選別と、ご集合の案内をお願いしております。
多くの場合は、親族のみで行うケースが多いです。

喪主側の準備-祭壇設営

通常の会館葬では葬儀社が見せることのない、祭壇を設営し、調整し、ご自宅をお花で彩る様子を、見ていただくことになります。
もちろん、見たくない場合や、お時間の都合がある場合は見ないで済ませることもできますが、意外とプロの仕事を間近で見れることもないので新鮮ですよ。
ただ、家具を動かす場合、許諾を頂きたいのでご同席いただける方が助かります。

喪主側の準備-通夜

仏式の場合は、導師の控室になるような場所の確保をお願いしますし、場所がない場合は、お車でお待ちいただくケースもあります。
また喪主様から来賓の方へのご挨拶や弔辞等を行う場合は、その後準備をお願いしております。無宗教の場合は、儀式的なことは全く何もしたくないといったことから、司会進行やナレーション、メモリアルビデオの放映など、様々な儀式儀礼を行いたいといったことまで、喪主様のご意向により、大きく準備が異なります。

喪主側の準備-葬儀・告別式・火葬

仏式の場合は、導師の控室になるような場所の確保をお願いしますし、場所がない場合は、お車でお待ちいただくケースもあります。
また喪主様から来賓の方へのご挨拶や弔辞等を行う場合は、その後準備をお願いしております。無宗教の場合は、儀式的なことは全く何もしたくないといったことから、司会進行やナレーション、メモリアルビデオの放映など、様々な儀式儀礼を行いたいといったことまで、喪主様のご意向により、大きく準備が異なります。
火葬の日時は決まっていますので、それまでどのようにお過ごしになるかは、ご家族様次第です。

自宅葬に向く人、向かない人

これは、ほぼ家族葬に向かない人と同じものになります。ようは多くの交友関係があり、多くの方が参列されたい葬儀の形式にやはり自宅葬は向きません。

現役世代は向かない

現役でお仕事をされている方が亡くなった場合、やはり弔いたい方が多いので、家族だけ行う自宅葬には向きません。
仕事関係の方に伝えずに、自宅葬を決行することは可能ですが、やはりその場合、後日、ご自宅でご焼香を希望される方が多くいらっしゃる結果になることがあります。

付き合いが多い人は向かない

これも同様に、現役でなくとも、交友関係が広く、地域のボランティアや町内会活動、趣味のサークルなど交友関係が広い方は、家族だけの自宅葬は向きません。
特に地縁が強い方は、ご自宅に葬儀スタッフと分かる服装で来なくとも、なんとなく察して、足を運ばれる方が多くいらっしゃいます。
その場合は、素直に、会館葬にされた方が無難であり、あとで大変な目にあうことも少なくなります。

(参列者向け)自宅葬に参列する場合のマナー

自宅葬の場合の服装は?

喪服が無難ですが、葬儀形式によっては、全くの平服で問題ないケースもあります。
ようは喪主様のご家族次第です。

自宅葬の場合の供花は、出した方がいい?

これも、喪主様にご確認いただきたい事項です。
供花・香典を辞退される方もいらっしゃいますし、ご供花を歓迎される喪主様もいらっしゃいます。

自宅葬の場合の香典はいくら包むべき?

香典を辞退していない場合は、香典を持参するのが無難です。
関係性にもよりますが、家族だけの葬儀に呼ばれるような特に親しいご友人の場合、5,000~10,000円、ご親族の場合、10,000~30,000円が目安になります。
もちろん、お気持ちですので、より多く包んでも問題ありません。

自宅葬に、呼ばれてないけど葬儀に出席したい

あなたが、喪主様やご家族から直接、逝去の連絡を受けていない場合は、出席を見送るのが無難です。

まとめ

自宅葬は、歴史的に見て古くて新しい葬儀形態です。
ご自宅が思い出の詰まった特別な場所だという方は少なくないでしょう。
ただ、自宅葬を多く行う葬儀社は、2000年以降減り、より適切に自宅葬を執り行える葬儀社はあまり多くありません。
その中で、弊社は多くの事例を持ち、自宅葬をもっと知ってもらいたいという立場です。
もし、自宅葬に興味がある、自宅葬について知りたいとお考えの方は、ぜひ弊社までご連絡を頂ければ幸いです。
電話0120-900-866まで24時間いつでもご相談可能です.

また弊社の自宅葬ページからでも、お待ちしております。

ABOUT ME
桑原 侑希
桑原 侑希 大手葬儀社にて、10年以上葬儀業に従事し約2000件の葬儀を行ってきました。葬儀のことは勿論、ご葬儀までの終活の相談や、葬儀が終わった後のご供養方法、各種手続きについての相談を受ける内に、その道のエキスパートに。皆さんの葬儀・終活にまつわる「なぜ?」にお答えします。
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